
「中抜き」の実態を知らずに損をしていませんか?
フリーランスエンジニアとして活動する中で、最もモヤモヤする瞬間の一つが自信の報酬から**「いくら引かれているのか(中抜きされているのか)」**を考える時ではないでしょうか。
クライアントは月80万円払っているのに、自分の手取りは50万円──もしそんな状態だとしたら、働くモチベーションは続きません。
しかし、多くのエージェントはマージン率(手数料)や発注単価を「非公開」としています。
今回は、業界のタブーとも言える**「マージン率のリアルな相場」と「なぜ業者はそれを隠すのか」**について、実務視点で切り込みます。
【結論】適正相場は10〜25%
- 優良: 10〜15%
- 標準: 20〜25%
- 危険: 30%以上(特別な理由がない限り回避推奨)
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【実態】フリーランスエージェントのマージン率相場は?
まず、SESやフリーランスエージェント業界における一般的なマージン率の相場を見ていきましょう。ここでのマージンとは、「クライアント発注額」と「エンジニア支払額」の差額(粗利)を指します。
市場の目安レンジ
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10〜15%(低マージン) 近年増えている「高還元型」のエージェントや、営業コストをITで削減しているプラットフォームがこれに当たります。エンジニアへの還元率は非常に高いですが、その分、過度なキャリアサポートや福利厚生は省かれている場合が多いです。
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20〜25%(標準) 大手エージェントや、手厚いサポートを行う一般的な会社の相場です。この中には営業担当の人件費、オフィスの家賃、契約周りの事務コスト、支払いサイトを早めるための金利コストなどが含まれます。
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30%以上(高マージン) ここを超えると「取りすぎ」の領域に入ります。ただし、未経験層への教育コストが含まれている場合や、待機時の保証があるSES正社員の場合はこの限りではありません。 しかし、ある程度スキルのあるフリーランスに対して30%以上抜いている場合は、搾取に近いと言えます。
なぜエージェントはマージン率(発注単価)を公開しないのか?
「透明性」が求められる時代になっても、多くのエージェントが頑なに発注単価をエンジニアに見せないのには、3つの理由があります。
1. クライアントとの守秘義務契約(建前)
エージェントがよく使う断り文句がこれです。「クライアントとの契約で、発注単価の漏洩は禁止されている」というものです。
確かに一部の大手企業ではそういった条項がある場合もありますが、実務上は**「エンジニア本人への開示」まで禁止しているケースは稀**です。多くの場合、これは単なる言い訳に使われています。
2. 多重下請け構造の露呈を防ぐため(闇)
これが最も厄介な理由です。
もしエージェントが「商流が深い(3次請け・4次請け)」案件を紹介している場合、単価を開示するとその構造がバレてしまいます。
エンド企業(100万円)→ 元請け(90万円)→ 2次請け(80万円)→ あなたのエージェント(70万円) → あなた(50万円)
このように、あなたのエージェントの手元に来た時点で既にかなり抜かれている場合、エージェントは「うちは20万円も抜いている」と思われたくないため、発注単価(70万円)自体を隠そうとします。
3. 他社との比較・乗り換えを防ぐため
エンジニアに「自分の原価」を知られると、「A社はマージン10%らしいから乗り換えよう」と比較検討されやすくなります。情報をブラックボックス化することで、エンジニアを囲い込もうとする営業戦略です。
注意!「マージン率が低い=優良」とは限らない落とし穴
「じゃあマージン率が低い会社を選べば正解?」というと、必ずしもそうではありません。ここにも落とし穴があります。
「元々の単価」が安ければ意味がない
- A社(マージン10%): 発注単価 60万円の案件を紹介 → 手取り 54万円
- B社(マージン20%): 発注単価 80万円の案件を紹介 → 手取り 64万円
いくらマージン率が低くても、**「高く受注する営業力」や「エンド直の太いパイプ」**がないエージェントを選んでしまっては、結果として手取り年収は下がります。
見るべきは「率(%)」だけでなく、「最終的な手取り額」と「商流の浅さ」です。
マージンは「安心料」の側面もある
適正なマージン(20%前後)を取るエージェントは、トラブル時の弁護士費用、未払い時の立替払い、営業担当による現場調整などのコストを負担しています。
マージンを極限まで削っている会社は、トラブルが起きた際に「個人事業主なんだから自分で解決して」と突き放すケースもあるため、サポート体制とのバランスを見極める必要があります。
搾取されずに手取りを最大化するチェックポイント
では、悪質な中抜きを避け、適正な報酬を得るにはどうすればよいでしょうか。
1. 「商流」を確認する
面談時に必ず**「この案件はエンド直ですか?間に何社入っていますか?」**と聞いてください。
商流が浅ければ(エンド直 or 元請け直)、間のマージンが発生しないため、必然的にあなたの取り分は増えます。
2. 「単価公開型」のエージェントを選ぶ
近年は、契約の透明性を売りにする「発注単価公開(オープンブック)型」のエージェントが増えています。
「クライアントからの発注額は◯◯円で、当社の手数料は◯◯円です」と明細を出してくれる会社であれば、納得して働くことができます。
3. スキルアップ時に「単価交渉」をする
契約更新は単価を上げるチャンスです。「半年間トラブルなく稼働した」「リーダー業務を任された」などの実績がある場合、エージェント経由で単価アップを打診しましょう。
ここで動いてくれないエージェントは、パートナーとして力不足です。
まとめ:ブラックボックスを開示してくれるパートナーを選ぼう
フリーランスにとって、マージンは「経費」です。経費である以上、何に使われているか不明瞭なものに高い金額を払う必要はありません。
- 相場は10〜25%
- 30%以上は警戒が必要
- 「隠す」業者より「公開する」業者を選ぶ
これらを意識するだけで、あなたの年収は大きく変わる可能性があります。
もし今の報酬に納得がいかない、商流が不透明だと感じるなら、FreelanceBoxにご相談ください。
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よくある質問
Qエージェントにマージン率を聞いても教えてくれません。普通ですか?
よくある対応ですが、誠実とは言えません。「発注単価の開示は無理でも、おおよそのマージン設定(例えば一律20%など)は教えてほしい」と交渉してみましょう。
Qマージン率が低いエージェントのデメリットは?
営業担当のサポートが薄い、福利厚生がない、支払いサイトが遅い(45日〜60日など)場合があります。自走できるエンジニアには向いていますが、サポート重視の方は注意が必要です。
QフリーランスではなくSES(正社員)のマージン率はもっと高いですか?
はい、高い傾向にあります(30〜40%以上など)。これは社会保険料の会社負担分、有給休暇、待機時の給与保証、教育コストなどが含まれるためで、一概に「搾取」とは言えません。
Q商流が「深い」と、なぜマージンが増えるのですか?
間に会社が入るたびに、各社が「管理費」として数万円〜10%程度を抜くからです。商流が1つ深くなるごとに、あなたの手取りは月数万円ずつ減っていく計算になります。
Qクライアントに直接「いくら払ってますか?」と聞くのはNGですか?
基本的にNGです。商流飛ばし(中抜き排除)を画策していると疑われ、契約解除になるリスクがあります。単価の確認は必ずエージェントを通して行いましょう。