
結論:複数登録は必須。主導権はエンジニア側が持つ
「他社の選考状況はいかがですか?」「できれば弊社一本で進めていただけませんか?」
フリーランスがエージェントとやり取りしていると、高確率で聞かれるフレーズです。親身に見えますが、実態としては**囲い込み(自社経由での成約を固定化したい動き)**の一環であることも少なくありません。
結論として、フリーランスの複数エージェント登録はマナー違反ではなく、むしろ必須のリスクヘッジです。
1社に寄せるほど、単価・案件の質・担当者リスクをまとめて背負うことになります。
冒頭の段階で「信頼できるパートナー探し」をしておきたい方は、条件の透明性を重視するFreelanceBoxのような窓口も併用しておくと、比較軸が作りやすくなります。
エージェントが行う「囲い込み」の正体と裏事情
なぜ「専任」にしたがるのか?(営業KPIと機会損失)
エージェントは、あなたが参画して初めて売上が立つビジネスです。
どれだけ長く面談しても、他社経由で決まれば自社の売上はゼロ。担当者のKPI(面談設定数・成約数・粗利)にも直撃します。
そのため、囲い込みトークが出やすくなります。
- 「複数社だと調整が大変ですよ」
- 「この枠は特別なので、まず弊社で」
- 「他社はやめた方がいいです」
一部は事実でも、基本は自社の成約率を上げるためのポジショントークだと理解しておくと冷静に判断できます。
「他社の状況を教えてください」の本当の意味(価格と進捗の管理)
他社状況を聞く目的は主に2つです。
- 進捗管理:競合に負ける前にスピードを上げたい
- 価格調整:他社の提示額を見て、自社の提示を最適化したい
つまり「親切だから聞いている」だけではなく、交渉材料を取りに来ている側面があります。
複数登録はマナー違反ではない【3つのメリット】
1. 市場価値が「可視化」される(単価が普通にブレる)
同じスキルでも、A社60万・B社80万のように提示単価が5〜10万円以上ズレることは珍しくありません。
理由はマージン率・商流・クライアントとの力関係の差です。複数社で相見積もりを取ることで、相場が見えます。
2. 商流の違いで「案件の質」が変わる
エージェントごとに得意領域が違います。
- 直請けが多い
- 二次請け中心
- 金融に強い / Webに強い など
1社固定だと、その会社の“色”の範囲でしか選べません。
3. リスク分散(担当者ガチャを回避)
レスが遅い、希望が通らない、雑な担当者に当たると、案件探し自体が止まります。
複数社併用は、担当者リスクの分散でもあります。
複数エージェント併用時の「賢い立ち回り」と手順
登録時は「正直に言う」が正解
聞かれたら、こう返せばOKです。
- 「比較検討のために2〜3社併用しています」
- 「条件面をフェアに判断したいので、複数で進めています」
社名まで言う必要はありません。「大手含め数社」で十分です。
隠すより、競争原理を働かせて優先度を上げる方が得です。
面談調整:主導権を渡さない
複数社を使うと、調整で消耗します。ルールを決めましょう。
- 面談可能枠を週2〜3コマに固定
- 先に“出せる日程”だけ提示(相手に選ばせすぎない)
- 口頭で即決しない(持ち帰るのが基本)
バッティング回避:エントリー前の「重複確認」は必須
最悪の事故が同一案件への二重応募です。クライアント側に嫌われ、即終了のこともあります。
鉄則はこれだけです。
「エントリー前に、発注元(エンド)を特定できる情報を確認する」
言い方はシンプルでOKです。
- 「重複応募を避けたいので、発注元(エンド)か案件IDを確認できますか?」
これを拒む・濁す場合は、商流が深い/情報非開示体質の可能性が高いので注意です。
要注意!「悪い囲い込み」をするエージェントの特徴
案件詳細(エンド企業名)をなかなか明かさない
「面談が決まるまで企業名は出せません」が常態化している場合、要警戒です。
バッティング防止ができず、エンジニア側だけリスクを負います。
「今すぐ決めないと枠が埋まる」と過度に煽る
スピード感は大事ですが、過度な煽りは囲い込みの定番です。
比較検討の時間を奪われると、条件で損をしやすくなります。
契約更新時に、他社への乗り換えを過剰に牽制する
「更新しないなら今後紹介できません」など、過剰な圧をかけるのは危険信号です。
まとめ:エージェントに使われるな、使いこなせ
- 複数登録は当たり前(2〜3社が最適解)
- 他社利用は隠さず伝える(競争させる)
- 企業名(発注元)確認でバッティングを防ぐ
この3点を守れば、囲い込みに振り回される確率は一気に下がります。
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よくある質問
Q複数のエージェントに登録していることは伝えたほうがいいですか?
はい、伝えるのが基本です。比較していると伝えることで優先度が上がり、単価交渉もしやすくなります。
Qエージェントは何社くらい登録するのが一般的ですか?
管理負荷と分散のバランスから2〜3社が一般的です。メイン1社+サブ2社が運用しやすいです。
Q専任でお願いしますと言われたらどう断ればいいですか?
より良い選択肢から判断したいので複数社で検討している、と丁寧に伝えて問題ありません。
Q同じ案件が複数社から来たらどうすればいいですか?
先にエントリーした経路を優先し、後から来た方は丁寧に断ります。二重応募は避けてください。
Q企業名を教えてくれないエージェントは怪しいですか?
注意が必要です。商流が深い・情報非開示体質の可能性があり、バッティング回避ができません。