
結論:フリーランスの手取りは売上の65〜75%
結論から言うと、ITフリーランスの手取り目安は売上の約65%〜75%です。月単価が上がるほど税金・社会保険・消費税(インボイス)の影響が大きくなり、額面だけを見て判断すると「思ったより残らない」と感じやすくなります。
本記事では、月単価60万・80万・100万円の3ケースで、税金・保険料・消費税を差し引いたリアルな手取りを試算します。
【前提知識】フリーランスの手取りを決める4つの要素
フリーランスの手取りは、以下4要素で決まります。
- 所得税:課税所得に応じた累進課税
- 住民税:前年所得に対して約10%
- 社会保険料:国民健康保険(上限あり)+国民年金(定額)
- 消費税(インボイス):売上に応じた納税
※本記事では「独身・扶養なし・青色申告(65万円控除)・インボイス登録済み」を前提としています。
【シミュレーション】単価別・リアルな手取り額一覧
月単価60万円(年商720万円)
| 項目 | 年額目安 | 月額換算 |
|---|---|---|
| 売上(税込) | 792万円 | 66万円 |
| 消費税 | ▲15万円 | ▲1.2万円 |
| 所得税 | ▲25万円 | ▲2.1万円 |
| 住民税 | ▲45万円 | ▲3.7万円 |
| 国民健康保険 | ▲50万円 | ▲4.2万円 |
| 国民年金 | ▲20万円 | ▲1.7万円 |
| 手取り合計 | 約637万円 | 約53万円 |
月単価80万円(年商960万円)
| 項目 | 年額目安 | 月額換算 |
|---|---|---|
| 売上(税込) | 1,056万円 | 88万円 |
| 消費税 | ▲50万円 | ▲4.2万円 |
| 所得税 | ▲65万円 | ▲5.4万円 |
| 住民税 | ▲70万円 | ▲5.8万円 |
| 国民健康保険 | ▲85万円 | ▲7.1万円 |
| 国民年金 | ▲20万円 | ▲1.7万円 |
| 手取り合計 | 約766万円 | 約63.8万円 |
月単価100万円(年商1,200万円)
| 項目 | 年額目安 | 月額換算 |
|---|---|---|
| 売上(税込) | 1,320万円 | 110万円 |
| 消費税 | ▲65万円 | ▲5.4万円 |
| 所得税 | ▲110万円 | ▲9.1万円 |
| 住民税 | ▲90万円 | ▲7.5万円 |
| 国民健康保険 | ▲100万円 | ▲8.3万円 |
| 国民年金 | ▲20万円 | ▲1.7万円 |
| 手取り合計 | 約935万円 | 約78万円 |
会社員との手取り比較で見落としがちなポイント
- 会社員は社会保険料が会社折半
- フリーランスは退職金・ボーナスなし
- 有給・傷病手当がないため、単価設定が重要
手取りを最大化する3つの防衛策
- 経費の適正計上(家事按分)
- 小規模企業共済・iDeCoの活用
- 商流改善による単価アップ
節税には限界がありますが、単価アップには上限がありません。多重下請け構造を避け、直請け案件を選ぶことが最も効果的です。
中盤導線:現在の単価が適正か気になる方は、FreelanceBoxで市場相場を一度確認してみてください。
まとめ:額面ではなく手取りで判断しよう
フリーランスの手取りは、**税込売上の65〜75%**が目安です。インボイスや社会保険を踏まえた上で、キャリアと単価戦略を設計することが重要です。
現在のスキルで出せる最高単価や、手取りを最大化する商流選びについては、FreelanceBoxでの無料相談をご活用ください。
よくある質問
Qフリーランスの手取りは何割くらいですか?
消費税や社会保険料を含めると売上の約65%〜75%が目安です。
Qインボイス未登録だと手取りは増えますか?
短期的には増える場合もありますが、値下げ要求や契約機会損失のリスクがあります。
Q国民健康保険料を抑える方法はありますか?
国保組合加入やマイクロ法人化で最適化できる場合があります。
Q住民税はいつから支払いますか?
前年所得に基づき翌年6月から支払いが始まります。
Q単価交渉のベストタイミングは?
契約更新時が一般的で、実績と市場相場を根拠に交渉します。